企画用ブログ
名前の通り、企画関連の内容を扱うブログです。
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過去話の過去話4
今回はアリアとネーシュのことのみなのでちょっと短めです。
次回からは外に出るので、絡み頂いてる方々をちょこっとお借りしていきたいな・・・とか思ってたr(黙ろう
ではいつものように追記で。
お母さんとの口論から数ヶ月・・・
学校とかでは普段通りに過ごしてたけど、家の中ではもういつも通りなんてできなかった。
あの日から両親とはまともに口を利いてないし、おじいちゃん達も私がした話を聞いてからは私と顔をあまり会わせたがらなかった。
しばらくの間はしょうがないと思って耐えてきたけど・・・もうそれも限界。
これ以上ここにいても同じ・・・それならもういっそのこと・・・
「ネーシュ、私ね、もうこれ以上ここには居たくないの・・・
だからね・・・私、家出することにしたの。」
しゃがんで、生まれてからずっと一緒に居てくれてた使い魔に話し掛ける。
さすがにネーシュもこれには驚いたような表情をしてた。
「ネーシュは家に居たいならこのまま居てもいいんだよ?ここの方が居心地もいいし・・・」
これは私の本心。家出を決めたけど行くあてはない私と一緒に来るよりも、知ってる人がたくさんいる
家の方が絶対に幸せだと思ったから。
そのまま簡単に荷造りをしようと思って立ち上がろうとしたら、いきなりネーシュが飛びついてきて私の服に真剣に噛みついた。
「ネーシュまさか・・・私と一緒に来たいの・・・?」
顔は見えなかったけど、ネーシュは服を噛みながらもはっきりうなずいた。
どうして・・・何で私と・・・
私と一緒に来ても良い事なんて何もないかもしれないのに・・・
それを感じ取ったのか、ネーシュはいっそう私の服を放そうとしなかった。
使い魔にここまで心配かけちゃうなんて・・・
「ごめんね・・・ありがとう・・・」
そして家族全員が寝静まった真夜中に私たちは家を抜け出した。