企画用ブログ
名前の通り、企画関連の内容を扱うブログです。
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過去話の過去話5
本家様の方では投票があったり、楽しいイベントがあったりと行事が盛りだくさんでしたね^^
私もちゃっかり参加させて頂いてました;;
では、過去話はいつものごとく追記に!
先に言っておきますが、今回は小龍さん宅のユークさんとリオ教官をお借りしました!
口調があってるかあやしいところですが・・・(←
そして今回のが一応の最終回です。
家を出てきて3日経った。
一応簡単に荷造りはしてたから食べ物とかはあと数日間持つはず。
今はツェツィーの路地裏で必死に追っ手から隠れながら逃げてるところ。
その追っ手っていうのが・・・
「エーアーちゃーん!!いたら出てきてー!!!」
フェルノお姉ちゃんだったらまだ納得できるんだけど、どうしてリオ教官が!?
しかも使い魔のフィンヌに乗ってるから、あれに追いかけられたら絶対逃げ切れないよ・・・!
ネーシュでもタイプ相性が悪すぎるから行かせられないし・・・
「リオさんどうですか?いました?」
「いえ、この辺にはいませんね・・・」
「そうですか・・・」
いないならいないで別のところを探して下さいよ・・・!
いや、むしろ探さないで下さい。後生ですから。
「仕方ありませんね、では今度は北側を探してみましょう。」
もうずいぶん探しまわったみたいでお姉ちゃんも教官も少し疲れてるみたいだった。
迷惑かけて悪いとは思ってるけど、ほんとに私のことは放っておいていいのに・・・
お姉ちゃんたちが行ってしばらくたった。あれから移動して今はとあるお店の裏側。
表通りはさっきよりずいぶん活気が出てきて人が多くなった。
こうなると誰が見てるか分からないから余計に動きにくくなる・・・
「はぁ・・・ネーシュ、どうしよ・・・ずっとここにいても見つかりそうだし・・・」
ネーシュも私の方を見て少し困ったような顔をしてる。
でもいつまでもここにいるのはあまりいい考えとも思えないし、今表に出たら誰かにばったり会いそうだし・・・
いろいろと打開策を考えてると、突然ネーシュが向こう側に駆け出していった。
「あ、こら!」って言う前にすぐ戻ってきたけど・・・
「ネーシュ、今度はなにをくわえてきたの?」
よくよく見ると何かの石みたいでほんのり白っぽく光ってる感じだった。
さすがにその辺に落ちてる石じゃないよねと思ってとりあえずネーシュから石を預かる。
なかなか渡してくれなかったけど何とか石を取ったとたんに石が光り出した。
「な、何!?」
しばらくまぶしくて目を閉じてたけど、光が収まってから目を開けるとネーシュがびっくりした表情で私のことを見てた。
あんまりびっくりしてるからお店のガラスに写ってる自分の姿を見ると・・・
「・・・な、何これーーー!? え、誰これ、私!?」
髪が黒から白に、服装は着物風、しかも地面から・・・浮いてる!?
突然のことで私もネーシュも混乱しててしばらく何の言葉も出てこなかった。
私たちが自分の姿に驚いてるのと同時に、奥からもう一人の大声が聞こえてきた。
「あーーー!!! ”めざめいし”が1つ無い!!」
めざめいし?”いし”ってまさか・・・!
お店の角から少し顔を出してのぞいてみると、慌てて何かを探してるらしい人が1人。
あー・・・何かまずい予感・・・;;
「あ、あの・・・」
「んっ、はい?どうかしましたか?」
「あの、”めざめいし”っていうのを探してるんですよね・・・?」
「え、落ちてたの!? どこに!?」
「いえ!;た、多分私が使ってしまったかと・・・;;」
やっば・・・お店の商品を知らなかったとはいえ使っちゃったんだ;;
何か犯罪やらかしちゃった気分だよ;;
「ご、ごめんなさい!お店の物とは知らずに・・・」
「えぇっ!?使っちゃったの!?」
「私の使い魔がくわえてきてそれに触れたら石が光って・・・」
「どうするのさ!お店の商品だったのに・・・、じゃあその分のお代はきちんともらうよ?」
「あ、うん;;えっと、どれぐらい?」
「そうだね・・・これぐらい(計算機見せる)」
「(高っ!)・・・ごめん、今の持ち合わせじゃ全然足りない・・・」
石なんて普段あまり見てなかったから相場がわからなかったけど、まさかこんなに高い物だったなんて・・・!
まずい・・・ここで警護隊呼ばれたらそれこそお姉ちゃんたちに居場所がばれちゃう・・・!
いろいろと考えてると、
「それじゃあ僕のお店で働いて返してもらうけどいい?」
「えっ・・・お店?」
「そう、ここ僕のお店なんだよ。」
相手が示した建物にはお店の裏側にもかかわらず、看板がかけてあった。
どうやらここは宝石店らしい。看板にも飾りに石がいくつかぶら下がっている。
「う、うん、分かった。足りない分は働いて返すよ。」
「じゃこれで契約成立ってことで。あ、自己紹介がまだだったね。僕はユーク、君の名前は?」
「な、名前?」
うっかりしてた。普通最初に相手には名前聞くよね。
でもここで本名名乗ったら後々正体ばれるかもしれないし・・・
もしお姉ちゃんたちが聞き込みとかやると確実に居場所がわかっちゃうし・・・
「どうしたの?」
「え、ううん、何でもないよ;;わ、私の名前は・・・」
しばらく間をおいて考える。お姉ちゃんたちに見つからず、正体が簡単にはばれないような名前・・・
・・・本名から連想されるときついけど、これでいっか。
「・・・私の名前はアリア、アリア・フェンリルって言うの。よろしくね。」
「それじゃアリア、こちらこそよろしく!」
こうして私はユークのお店で、使ってしまった”めざめいし”の残りの代金を払うために働くことになった。
そして今・・・
「ユーク、この石って地下でよかったっけ?」
「ちょっと待って、んーと、こっちの石はお店で残りが地下だよ。・・・あれ?」
「どしたの?」
「何か石の数足りないような気がするんだけど・・・、まさか!」
「~♪(石を無心でかじってる)」
「あ。」
「ネーシュ~?」
「!!!(石をくわえたまま逃走)」
「あ、こら!クー、取り返して・・・って一緒になってかじらない!」
もう代金分は全部返し終わってるけど、どうせ家に帰る気はないし、むしろここの仕事が気に入っちゃったから
今はここに居候させてもらってるの。
時々こんな風に使い魔の2匹がいたずらしてることもあるけど。
ついでに東塔の管理員をやってる中でこっちの仕事もやってるから前より少し忙しくなったけど、
私は毎日が楽しいから満足してるかな。
お姉ちゃんたちはまだ私のことを探してるらしいけど、何とか今のところはばれずに過ごせてるの。
この間はばったり会っちゃったけど向こうは全然気づいてない様子だったからとりあえずは大丈夫・・・かな?
それでもできれば会わない方がうれしいんだけどね。
ま、そんなこんなで今日も元気に仕事やってます♪ 時々ユークとネーシュとクー君のやりとりを聞きながらだけどね!
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